「遺伝子組換えでない」表示の見かた:表示の対象は大豆・とうもろこしなど9つの農産物と33の加工食品群。しょうゆや油は表示義務なし。「遺伝子組換えでない」と書けるのは、分けて管理したうえで混入がないと認められるものだけ
消費者庁の「食品表示基準Q&A」別添「遺伝子組換え食品に関する事項」(2026年4月1日版)によると、日本で流通する遺伝子組換え農作物は、食品安全基本法・食品衛生法とカルタヘナ法にもとづいて安全性が確認されたものだけです。表示が義務になるのは、大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤ、からしなの9つの農産物と、それを原料にして加工後も組み換えたDNAなどが検出できる33の加工食品群です。油やしょうゆのように、加工でDNAなどが分解されて検出できない食品には表示義務がありません。遺伝子組換え農産物と分けて管理(分別生産流通管理)した原料を使ったときは、その旨を任意で表示でき、大豆ととうもろこしは5%以下の意図せざる混入が認められています。「遺伝子組換えでない」と表示できるのは、分別生産流通管理をしたうえで混入がないと認められるものに限られます。原材料の上位3位以内かつ重量の5%以上でない原料は、表示義務がありません。

メル美豆腐のパックに「遺伝子組換えでない」って書いてあるのと、書いてないのがあるよね。何がちがうの?

プレ男しょうゆや油には、そもそも書かなくていいらしいよ。
今回は、遺伝子組換え表示の見かたです。消費者庁の「食品表示基準Q&A」別添「遺伝子組換え食品に関する事項」(2026年4月1日版)で確認した内容をまとめました。この記事は表示のルールの説明で、食品の安全性をくらべるものではありません。
流通しているのは安全性が確認されたものだけ
- 遺伝子組換え農作物は、品種ごとに、食品としての安全性(食品安全基本法・食品衛生法)と、野生動植物への影響(カルタヘナ法)を科学的に評価し、安全性が確認されたものだけが輸入・流通・生産される仕組みです
表示が義務になる食品
| 対象 | |
|---|---|
| 9つの農産物 | 大豆、とうもろこし、ばれいしょ(じゃがいも)、菜種、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤ、からしな |
| 33の加工食品群 | 上の農産物を原料にして、加工後も組み換えたDNAなどが検出できるもの |
- 表示は「遺伝子組換え」または「遺伝子組換え不分別」(分けて管理していない)です
- 原料が主な原材料(原材料の上位3位以内で、重量の5%以上)でなければ、表示義務はありません

プレ男表示の対象は、決まった9つの農産物だけなんだ。
しょうゆや油は表示義務なし
- 油やしょうゆのように、加工の途中で組み換えたDNAなどが分解・除去されて検出できない食品は、表示義務がありません
- 遺伝子組換えでない原料からつくったものと、科学的に品質の差がないためだと説明しています
「遺伝子組換えでない」表示のルール
| 表示 | 書ける条件 |
|---|---|
| 「分別生産流通管理済み」など | 遺伝子組換えのものと分けて管理した原料を使った(任意表示) |
| 「遺伝子組換えでない」 | 分けて管理したうえで、混入がないと認められるもの(任意表示) |
- 分別生産流通管理は、農場から食品メーカーまで、生産・流通・加工の各段階で混ざらないように管理し、書類で証明されていることです
- それでも混入を完全には避けられないため、大豆ととうもろこしは、5%以下の意図せざる混入があっても「分別生産流通管理済み」などと表示できます
- 安全性審査を経た9つの農産物以外(米や小麦など)には、「遺伝子組換えでない」と表示することはできません

メル美「遺伝子組換えでない」は、混ざっていないと認められるときだけ書けるんだね。

消費者庁によると、遺伝子組換え表示の義務は大豆・とうもろこしなど9つの農産物と33の加工食品群が対象で、しょうゆや油は表示義務がありません。「遺伝子組換えでない」は、分けて管理したうえで混入がないと認められるものに限られます。
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まとめ
- 表示義務は9つの農産物と33の加工食品群
- しょうゆ・油は検出できないので表示義務なし
- 大豆・とうもろこしは5%以下の意図せざる混入まで「分別生産流通管理済み」
- 「遺伝子組換えでない」は混入がないと認められるものだけ
参考文献
- 消費者庁. 食品表示基準Q&A 別添 遺伝子組換え食品に関する事項(2026年4月1日版). https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_260401_24.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 消費者庁. 遺伝子組換え食品表示制度に関する情報. https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/genetically_modified/ (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。