プライベート・エクイティ2026年10月10日

株式投資型クラウドファンディングのしくみとリスク:ネットで少額ずつ、上場していない会社の株を買う制度(2015年5月創設)。1社が集められるのは年5億円未満、1人が1社に出せるのは原則年50万円。売りたいときに売れず、ゼロになることも

株式投資型クラウドファンディングのしくみとリスクを、日本証券業協会「制度の概要」「株式投資型クラウドファンディングの特徴・リスク」でまとめました。新規・成長企業へのリスクマネーの供給を目的に、2015年5月に創設された非上場株式の発行による資金調達の制度です。同じ会社が集められるのは1年間に5億円未満、1人の投資家が同じ会社に出せるのは年間200万円を超えない範囲で財産の状況に応じた額または50万円のいずれか高い額。勧誘はウェブサイトと電子メールが原則で、訪問による勧誘は原則禁止。申込みから8日間は撤回・解除ができます。株は上場しておらず換金性が著しく乏しく、会社の多くは会計監査を受けておらず、配当が出ないことや、倒産などで投資額がゼロになることもあります。

目次
  1. どんな制度?
  2. 決まりごと(日本証券業協会)
  3. 主なリスク(日本証券業協会)
  4. 始める前に確かめたいこと
  5. まとめ

メル美ネットで、応援したいスタートアップの株を10万円から買えるサイトを見つけたの。上場前の株って、未公開株の詐欺と何が違うの?

プレ男上場したら何十倍…って夢があるけど、ちゃんとした制度なのかな

今回は、株式投資型クラウドファンディングのしくみとリスクです。日本証券業協会「制度の概要」「株式投資型クラウドファンディングの特徴・リスク」で確認しました。

この記事は制度の説明です。特定のクラウドファンディング業者や会社への投資をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

どんな制度?

クラウドファンディングの種類 受け取るもの
寄付型 なし(寄付)
購入型 製品・サービス
投資型 株式やファンドの持分

決まりごと(日本証券業協会)

項目 ルール
会社が集められる金額 同じ会社で1年間に5億円未満
投資家1人が出せる金額 同じ会社の株につき、年間200万円を超えない範囲で財産の状況に応じた額、または50万円の、いずれか高い額(業者によっては一律50万円)
勧誘の方法 原則、ウェブサイトと電子メールだけ。求めに応じた電話の説明は可。訪問などは原則禁止
業者の審査 会社の財務状況、事業計画の妥当性、資金使途などを審査し、適当と認めたものだけ扱う
撤回・解除 申込みの日から8日間は撤回・解除ができる
投資後の情報 会社から投資家へ、事業の状況が定期的に提供される

プレ男電話や訪問で「未公開株を買いませんか」って来るのは、この制度の勧誘じゃないってことだね

主なリスク(日本証券業協会)

日本証券業協会は、値上がり益よりも、会社や事業への「共感」や「支援」の意味で購入すべきもので、短期で売って値上がり益を得る目的には向かないとしています。

始める前に確かめたいこと

スタートアップに投資した個人の税の優遇はエンジェル税制のしくみへ。

まとめ


参考文献

  1. 日本証券業協会. 制度の概要(株式投資型クラウドファンディング). https://market.jsda.or.jp/shijyo/kabucrowdfunding/seido/gaiyou/index.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 日本証券業協会. 株式投資型クラウドファンディングの特徴・リスク. https://market.jsda.or.jp/shijyo/kabucrowdfunding/seido/risk/index.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。