インフレ(物価上昇)と資産運用:2026年8月の消費者物価は前年同月比1.9%上昇。物価が上がると、同じ100万円で買えるものが減る。預金の金利から物価の上昇率を引いた「実質」で考え、物価に強い資産・弱い資産を知っておく
インフレと資産運用の関係を、総務省統計局「消費者物価指数(CPI) 全国 2026年(令和8年)8月分」でまとめました。2026年8月の全国の消費者物価指数は、総合が2025年=100として102.2で前年同月比1.9%上昇、生鮮食品を除く総合が102.0で1.7%上昇、生鮮食品及びエネルギーを除く総合が102.5で1.9%上昇。2025年秋には前年同月比3%前後の上昇が続いていました。物価が上がると、お金の「買う力」が下がるため、預金の金利から物価の上昇率を引いた「実質」の利回りで考えることが大切です。物価の上昇に強いとされる資産・弱いとされる資産の一般的な特徴と、注意点も紹介します。特定の商品をすすめるものではありません。

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プレ男「インフレに負けない資産運用」ってよく聞くけど、どういう意味なんだろう
今回は、インフレ(物価上昇)と資産運用です。総務省統計局「消費者物価指数(CPI) 全国 2026年(令和8年)8月分」で確認しました。
この記事はしくみの説明です。物価や金利の見通しを示したり、特定の商品をすすめたりするものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
いま、物価はどれくらい上がっている?(2026年8月)
| 指数(2025年=100) | 2026年8月 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 総合 | 102.2 | +1.9% |
| 生鮮食品を除く総合 | 102.0 | +1.7% |
| 生鮮食品及びエネルギーを除く総合 | 102.5 | +1.9% |
- 総合の前年同月比は、2025年9〜11月には2.9〜3.0%でしたが、2026年に入って1.3〜1.9%で推移しています
- 消費者物価指数は、2025年を100とする新しい基準で公表されています

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「名目」と「実質」
- 物価が上がると、同じ金額で買えるものが減ります。お金の「買う力」が下がるということです
- そこで、利回りは「名目(表に出ている金利)」だけでなく、「実質(名目 − 物価の上昇率)」でも考えます
仮の計算
あくまで説明のための仮の数字です。
| 名目の利回り | 物価の上昇率 | 実質の利回り(目安) | |
|---|---|---|---|
| 預金 | 年0.3% | 年1.9% | 約−1.6% |
| 運用A | 年3.0% | 年1.9% | 約+1.1% |
- 名目では増えていても、物価の上昇に追いつかないと、実質では目減りします
物価に強い資産・弱い資産(一般的な特徴)
| 資産 | 一般的にいわれる特徴 |
|---|---|
| 現金・預金 | 金額は減らないが、物価が上がると実質の価値が下がる |
| 固定金利の債券 | 受け取る利息が決まっているため、物価の上昇には弱いとされる |
| 株式 | 会社が値上げなどで利益を増やせれば、物価に強いとされる。ただし値動きは大きい(→長期投資とインデックス投資) |
| 不動産・REIT | 家賃や不動産価格が上がれば物価に強いとされる。金利上昇には弱い面も(→J-REITのしくみ) |
| 金(ゴールド) | 物価の上昇局面で注目されるといわれる。利息・配当はない(→金(ゴールド)投資のしくみ) |
| 物価連動国債 | 元本が物価に連動するしくみの国債 |
気をつけたいこと
- 「インフレに負けないため」と、生活に必要なお金まで値動きの大きい商品に回さない
- 物価と金利はセットで動くことが多い。日銀の政策金利の動きもあわせて見る(→日銀の政策金利と投資)
- 「インフレで現金は損」と言って高利回りをうたう勧誘には注意(→「元本保証で高利回り」の出資と出資法)
日本の家計がどんな金融資産を持っているかは家計の金融資産は2,519兆円(2026年6月末)も参考にしてください。
企業どうしの取引の物価は企業どうしの物価は前年比+7.6%も参考にしてください。
まとめ
- 2026年8月の消費者物価は、総合で前年同月比+1.9%(2025年=100で102.2)
- 物価が上がると、お金の買う力が下がる。利回りは実質(名目−物価上昇率)でも考える
- 現金・固定金利の債券は物価に弱い、株・不動産・金などは強いといわれるが、それぞれ別のリスクがある
- 生活資金は守りつつ、家計全体で考える
参考文献
- 総務省統計局. 消費者物価指数(CPI) 全国 2026年(令和8年)8月分. https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 総務省統計局. 消費者物価指数 全国 概況(PDF). https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。