世界の神話Mythos

Indian Mythology

サーヴィトリー「この人は1年以内に死ぬ」と知りながら、王女サーヴィトリーはサティヤヴァットを夫にえらんだ。その日、夫の命をつれさる死の神ヤマのあとを、彼女はどこまでも歩いてついていき、言葉をつくして、ついに夫の命をとりもどした

2026年10月10日

インドの石版画。暗い森の中、冠をかぶり赤い衣を着た大きな神が雲の上に立ち、その前で、たおれた男性のそばにすわる女性が、手をあわせて神を見あげている
「サーヴィトリー」(カルカッタ・アート・スタジオの刷り)1878〜83年、インド・コルカタ。石版画に手彩色。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 「1年以内に死ぬ」
  3. 2. その日
  4. 3. 死の神ヤマ
  5. 4. どこまでもついていく
  6. 5. 最後の願い
  7. 6. 夜の森から
  8. まとめ

プレ男死の神さまから、夫の命をとりもどした人がいるの!?

メル美インドの王女サーヴィトリーのお話なんだって。力ずくじゃなくて、言葉で死の神の心を動かしたの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はインド神話のサーヴィトリーです。『マハーバーラタ』森の巻(ヴァナ・パルヴァ)の「パティヴラター・マーハートミヤ」の章(K.M.ガングリ英訳)を読みました。森でくらすユディシュティラ王に、聖仙マールカンデーヤが語る話です。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

インドの石版画。暗い森の中、冠をかぶり赤い衣を着た大きな神が雲の上に立ち、その前で、たおれた男性のそばにすわる女性が、手をあわせて神を見あげている

「サーヴィトリー」(カルカッタ・アート・スタジオの刷り)1878〜83年、インド・コルカタ。石版画に手彩色。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

サーヴィトリー マドラ国の王アシュヴァパティの娘
名前の由来 父が18年祈った女神サーヴィトリーのめぐみで生まれたので、同じ名に
夫 サティヤヴァット。目が見えなくなり、国をうばわれて森でくらす王デュマットセーナの息子
夫の名の意味 父も母もまこと(サティヤ)を語るので、サティヤヴァットと名づけられた
相手 死の神ヤマ。赤い衣に冠、手には縄

1. 「1年以内に死ぬ」

メル美ほかはぜんぶすばらしいのに、1年しか生きられないなんて…。

2. その日

3. 死の神ヤマ

プレ男魂が「親指くらいの人」として出てくるんだ…!

4. どこまでもついていく

願い
1つ目 義理の父(盲目の王)の目が見えるように
2つ目 義理の父が国をとりもどすように
3つ目 自分の父に100人の息子が生まれるように
4つ目 自分とサティヤヴァットのあいだに100人の息子が生まれるように

5. 最後の願い

『マハーバーラタ』では、サーヴィトリーはヤマのあとをついていき、ことばでヤマをよろこばせて、最後に夫サティヤヴァットの命をとりもどします。

6. 夜の森から

まとめ


参考文献

  1. Kisari Mohan Ganguli(英訳). The Mahabharata of Krishna-Dwaipayana Vyasa, Volume 1. Vana Parva, Pativrata-mahatmya Parva, Sections CCLXLI–CCLXLVII(ガングリ訳での章番号). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15474 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Calcutta Art Studio, Savitri, emblematic of ideal womanhood, 1878–83(2021.211、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/849512 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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