企業分析2026年10月10日

積水ハウスの強みとは:注文住宅・賃貸住宅を建てる「請負型」、管理・リフォームの「ストック型」、マンション・再開発の「開発型」、米国の戸建住宅の「国際事業」。2026年1月期は売上高4兆1,979億円・営業利益3,414億円。国際事業は米国の様子見で営業利益が半減

積水ハウスを、2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年3月5日)で分析しました。売上高4兆1,979億円(+3.4%)、営業利益3,414億円(+3.0%、営業利益率8.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,321億円(+6.6%)、ROE11.3%、自己資本比率42.7%。営業利益は、請負型(戸建住宅・賃貸・事業用建物・建築土木)1,579億円、ストック型(賃貸住宅管理・リフォーム)970億円、開発型(仲介・不動産、マンション、都市再開発)950億円、国際事業391億円(−50.5%)。国際事業は2024年4月に買収した米国のM.D.C. Holdingsが通期で貢献した一方、米国経済の先行き不透明感による顧客の様子見でインセンティブが増え、棚卸資産評価損も計上しました。年144円の配当、2027年1月期は営業利益3,500億円・年145円の予想。住友林業との比較と、見ておくべき数字も。売買をすすめるものではありません。

目次
  1. 1. ひとことで言うと
  2. 2. 何で稼いでいるか
  3. 3. 強み
  4. 4. 弱み・リスク
  5. 5. ライバルとの比較
  6. 6. 投資プレイヤー的チェックポイント
  7. まとめ

プレ男住宅展示場でよく見る積水ハウス。家を建てる会社だよね

メル美アメリカの住宅会社を買ったって聞いたよ。今はアメリカでも家を売ってるのね

企業分析の連載、53社目は積水ハウスです。2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年3月5日)で確認しました。比較には住友林業の2025年12月期 決算短信を使っています。

この記事は会社のしくみと数字の解説で、積水ハウス株の売買をすすめるものではありません。目標株価や「買い時」も書きません。投資判断はご自身の責任でお願いします。特定の住宅会社での建築や物件の購入をすすめるものでもありません。

1. ひとことで言うと

戸建住宅・賃貸住宅を建て、その管理・リフォームもし、マンションや再開発、米国での戸建住宅の販売まで手がける住宅会社

項目(日本基準・連結) 2026年1月期 前期比
売上高 4兆1,979億円 +3.4%
営業利益 3,414億円 +3.0%
営業利益率 8.1% 前期 8.2%
親会社株主に帰属する当期純利益 2,321億円 +6.6%
ROE(自己資本当期純利益率) 11.3% 前期 11.7%
自己資本比率 42.7% 前期 40.8%
配当 年144円(配当性向40.2%) 前期 135円

2. 何で稼いでいるか

事業別の売上高と営業利益(2026年1月期)です。

区分 事業 売上高 営業利益(率)
請負型 戸建住宅、賃貸・事業用建物、建築・土木 1兆3,461億円 1,579億円(11.7%)
ストック型 賃貸住宅管理、リフォーム 9,006億円 970億円(10.8%)
開発型 仲介・不動産、マンション、都市再開発 6,820億円 950億円(13.9%)
国際事業 米国の戸建住宅など 1兆2,864億円 391億円(3.0%)

3. 強み

会社の資料で確かめられる事実から、強みと考えられる点を挙げます。

① 賃貸住宅の建築と管理

② ストック型の収益

③ 米国の戸建住宅

4. 弱み・リスク

① 米国の住宅市場

② 日本の住宅着工

③ 2027年1月期の見通し

5. ライバルとの比較

米国でも住宅事業をする住友林業と比べます。決算期(住友林業は12月期)が違うので、おおまかな比較です。

積水ハウス(2026年1月期) 住友林業(2025年12月期)
売上高 4兆1,979億円(+3.4%) 2兆2,676億円(+10.4%)
営業利益 3,414億円(+3.0%) 1,687億円(−13.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2,321億円(+6.6%) 1,067億円(−8.5%)

6. 投資プレイヤー的チェックポイント

積水ハウスの決算を見るときに、毎回確かめておきたい数字です(売買の判断基準ではありません)。

見ておく数字 2026年1月期 どこに書いてある
国際事業の営業利益(率) 391億円(3.0%) 決算短信(事業別)
賃貸・事業用建物、賃貸住宅管理の営業利益 878億円、690億円 決算短信
受注高 4兆2,478億円(+4.8%) 決算短信
会社の業績予想 2027年1月期 売上高4兆3,530億円、営業利益3,500億円 決算短信のサマリー
配当 年144円、2027年1月期予想145円 決算短信

プレ男家を建てて終わりじゃなくて、管理やリフォームでも稼いでいるんだ。アメリカの住宅市場のニュースも関係あるんだね

商業施設・物流施設まで手がける住宅大手は大和ハウス工業の強みとはも参考にしてください。

米国の戸建住宅も大きい住宅会社は住友林業の強みとはも参考にしてください。

戸建分譲の会社は飯田グループホールディングスの強みとはも参考にしてください。

まとめ


参考文献

  1. 積水ハウス. 2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年3月5日). https://www.sekisuihouse.co.jp/company/financial/library/ir_document/_227230/2025_kessan/t20260305.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 住友林業. 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年2月13日). https://sfc.jp/information/ir/library/statements/pdf/2025-4q_ren.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。