世界の神話Mythos

Greek Mythology

アルテミス金の矢の狩りの女神。山々で弓を引けば、峰がふるえ森がこだまする。狩りを終えると兄アポロンの館で歌と踊りをみちびく。神々の大げんかでは、ヘラに自分の弓でたたかれて、泣きながら父ゼウスのひざへ

2026年10月10日

石灰岩の小さな像。長い衣を着た女性が、肩に矢筒をせおい、片手で子鹿の足をつかんでいる
「子鹿をつれたアルテミスの石灰岩の小像」紀元前310〜30年、キプロス。石灰岩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 山をかけめぐる金の弓
  3. 2. 狩りのあとは、兄の館で踊りを
  4. 3. 愛の女神も、心を動かせない
  5. 4. ヘラに自分の弓でたたかれる
  6. まとめ

プレ男アルテミスって、狩りの女神さまだよね。弓矢を持ってる。

メル美アポロンのふたごなんだって。強いけど、泣いてお父さんにかけよる場面もあるの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回はギリシャ神話のアルテミスです。『ホメロス風讃歌』第5・27歌(H.G.エヴリン=ホワイト訳、1914年、プロジェクト・グーテンベルク)と、ホメロス『イリアス』21巻(A.T.マレー訳、ペルセウス・デジタル・ライブラリー)の英訳を読みました。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

石灰岩の小さな像。長い衣を着た女性が、肩に矢筒をせおい、片手で子鹿の足をつかんでいる

「子鹿をつれたアルテミスの石灰岩の小像」紀元前310〜30年、キプロス。石灰岩。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

立場 狩りと弓の女神。「野のけものの女王」
よび名 「金の矢の」「犬をはげます者」「鹿を射る者」「けがれのない乙女」
父母 父ゼウス、母レト
きょうだい ふたごの兄弟アポロン
好きなもの 弓、山でけものを狩ること、竪琴、踊り、さけび声、木かげの森、正しい人びとの町(『ホメロス風讃歌』第5歌)

1. 山をかけめぐる金の弓

『ホメロス風讃歌』第27歌です。

2. 狩りのあとは、兄の館で踊りを

メル美昼は山で狩り、そのあとは歌と踊り。アルテミスの1日って、かっこいい!

3. 愛の女神も、心を動かせない

4. ヘラに自分の弓でたたかれる

『イリアス』21巻468〜513行。トロイア戦争で、神々どうしが戦う場面です。

プレ男狩りの女神が、泣いてお父さんのひざに…! 神さまの家族げんかも、人間みたいだ。

『ホメロス風讃歌』のアルテミスは、狩りを楽しんだあと、デルポイの兄アポロンの館で弓をかけ、ムーサたちの踊りをみちびいています。

まとめ


参考文献

  1. Homeric Hymns, V. To Aphrodite, 16–20; XXVII. To Artemis(英訳:Hugh G. Evelyn-White、1914年). Hesiod, the Homeric Hymns, and Homerica. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/348 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Homer. The Iliad, Book 21, 468–513(英訳:A.T. Murray). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0134:book=21:card=468 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. メトロポリタン美術館. Limestone statuette of Artemis with a fawn, Cypriot, 310–30 BCE(74.51.2742、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/242293 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. Iギリシャ神話アポロンヘラのじゃまで、どの土地にも生まれる場所をことわられた母レト。小さな島デロスのヤシの木の下で生まれ、ひと口の神の食べものでむつきをやぶって「竪琴と弓はわたしのもの」。デルポイでは大蛇をたおし、イルカの姿で神官をつれてきた
  2. Iギリシャ神話ゼウス父にのみこまれるはずが、身代わりの石で助かった末っ子。雷を武器に神々の王となり、「わたしがうなずけば、取り消しはない」。神々全員で金の鎖を引いても、天から引きおろせない
  3. Iギリシャ神話ヘルメス夜明けに生まれ、昼にはカメのこうらで竪琴を作り、夕方には兄アポロンの牛50頭をぬすんだ赤ちゃんの神。足あとを逆向きにし、「ぼくはきのう生まれたばかり」としらを切る。最後は竪琴で兄と仲なおり