世界の神話Mythos

Greek Mythology

バウキスとピレモン旅人の姿のゼウスとヘルメスを、千軒の家が追いかえした。たったひとつ戸をあけたのは、わらぶき小屋の老夫婦だった。ふたりの願いは「同じときに死なせてください」。年老いたふたりは、さいごに、寄りそう2本の木になった

2026年10月10日

銅版画。うす暗い小屋の中で、ろうそくの明かりのもと、旅人の男性2人がすわり、老いた女性がもてなしの準備をしている。手前にはガチョウと野菜がある
ヘンドリック・ハウト「ピレモンとバウキスの家のユピテルとメルクリウス」1612年。エッチング。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 千の家が戸をしめた
  3. 2. 心をこめたもてなし
  4. 3. へらないぶどう酒
  5. 4. 小屋は神殿に
  6. 5. 「同じときに」
  7. まとめ

プレ男ギリシャ神話って、こわい話が多いイメージ…。やさしい話もある?

メル美あるよ。まずしい老夫婦が、旅人をもてなす話なんだって。最後は、ちょっと泣けるの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャ神話のバウキスとピレモンです。オウィディウス『変身物語』第8巻(B.モア訳、1922年、ペルセウス・デジタル・ライブラリー)の英訳を読みました。英訳では、ゼウスはローマの名前で「ユピテル」、ヘルメスは「メルクリウス」とよばれています。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

銅版画。うす暗い小屋の中で、ろうそくの明かりのもと、旅人の男性2人がすわり、老いた女性がもてなしの準備をしている。手前にはガチョウと野菜がある

ヘンドリック・ハウト「ピレモンとバウキスの家のユピテルとメルクリウス」1612年。エッチング。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 妻バウキス、夫ピレモン
すまい プリュギアの丘の、アシとわらでふいた小さな小屋
くらし 若いころに結婚し、同じ小屋で年をとった。まずしさをはじず、使用人もいなかった
おとずれた神 ゼウス(ユピテル)と、その子ヘルメス(メルクリウス)
さいご カシとライム・ツリー(英訳のまま)の、寄りそう2本の木

1. 千の家が戸をしめた

プレ男千軒も追いかえされたんだ…。つかれた旅人に、それはつらい。

2. 心をこめたもてなし

メル美ぜいたくな料理じゃなくても、心をこめてもてなすって、いちばんのごちそうだね。

3. へらないぶどう酒

4. 小屋は神殿に

5. 「同じときに」

メル美「同じときに」っていう願い…。最後まで寄りそっていたんだね。

オウィディウスの英訳では、まずしい老夫婦のごちそうに「心からのもてなしと、気持ちのよい笑顔がそえられていた」と書かれています。

まとめ


参考文献

  1. Ovid. Metamorphoses, 8.611–724(英訳:Brookes More、1922年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.02.0028:book=8:card=679 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Hendrick Goudt, Jupiter and Mercury in the House of Philemon and Baucis, 1612(28.82.1、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/360167 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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