世界の神話Mythos

Greek Mythology

テセウス大岩を持ちあげて父の剣とサンダルを見つけ、あえて危険な陸の道を選んでアテナイへ向かった英雄。宴で毒の杯をさしだされたとき、剣をぬいて父に気づかせた。ミノタウロスをたおして帰る船で、白い帆をあげるのを忘れてしまう

2026年10月10日

銅版画。古い遺跡のある森で、女の人が少年の手をひき、そのそばで男が大きな石の板を持ちあげている
ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリオーネ「父の武具を見つけるテセウス」1645年(1648年出版)。エッチング。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 大岩の下のしるし
  3. 2. あえて陸の道を
  4. 3. 道中の悪人たち
  5. 4. 毒の杯と、父の剣
  6. 5. 白い帆の約束
  7. 6. 「テセウスの船」
  8. まとめ

プレ男テセウスって、迷宮でミノタウロスをたおした英雄だよね!

メル美そこに行くまでの話もおもしろいんだって。「テセウスの船」っていう有名な問いも、この英雄から生まれたの。

こんにちは、Dr. Taro です。 英雄の解説、今回はギリシャ神話のテセウスです。1〜2世紀のギリシャの著述家プルタルコスの『テセウス伝』(B.ペラン訳、1914年、ペルセウス・デジタル・ライブラリー)の英訳を読みました。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

銅版画。古い遺跡のある森で、女の人が少年の手をひき、そのそばで男が大きな石の板を持ちあげている

ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリオーネ「父の武具を見つけるテセウス」1645年(1648年出版)。エッチング。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

父 アテナイの王アイゲウス(トロイゼンでは「ポセイドンの子」といわれていた)
母 トロイゼンの王ピッテウスの娘アイトラ
いとこ 英雄ヘラクレス(母どうしがいとこ)
しるし 大岩の下にかくされた、父の剣とサンダル
武器 とちゅうでたおした悪人からうばったこん棒
おもな手がら クレタ島の怪物ミノタウロスをたおす

1. 大岩の下のしるし

メル美上の絵は、まさにこの岩を持ちあげる場面なんだね。

2. あえて陸の道を

3. 道中の悪人たち

4. 毒の杯と、父の剣

プレ男岩の下の剣が、ここで役に立ったんだ!

5. 白い帆の約束

メル美うれしすぎて大事な約束を忘れちゃうなんて…。悲しい結末だね。

6. 「テセウスの船」

プルタルコスによると、木材を少しずつ入れかえていったテセウスの船は、「同じ船のままか、もう同じ船ではないのか」という哲学者たちの議論のたとえ話になりました。

まとめ


参考文献

  1. Plutarch. Theseus, chapters 3, 6–8, 12, 17, 19, 22–23(英訳:Bernadotte Perrin、Plutarch’s Lives, Vol. 1、1914年). Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:2008.01.0067 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Giovanni Benedetto Castiglione, Theseus finding his father’s arms, 1645 (published 1648)(17.50.17-38、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/393494 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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