病気の解説2026年10月10日

反応性関節炎:クラミジアなどの性感染症や食中毒のあと、1〜4週間で関節が痛み腫れる。目の充血やおしっこの痛みが一緒に出ることも。多くは6か月以内によくなるが、関節が急に腫れて熱をもつときは急いで受診を

性感染症のあと、なぜかひざや足の関節が痛い——それは反応性関節炎かもしれません。英国NHSによると、反応性関節炎は、クラミジアなどの性感染症や食中毒などの感染のあと、1〜4週間ほどで関節が痛み、腫れる病気です。体の免疫が、まちがって関節を攻撃することで起こります。目の充血、おしっこの痛み、口内炎、手のひらや足の裏の皮むけなどが一緒に出ることもあります。多くは6か月以内によくなりますが、長引いたり再発したりすることもあります。

目次
  1. 反応性関節炎とは
  2. 症状
  3. 急いで受診したいとき
  4. 診断と治療
  5. 自分でできること
  6. まとめ

プレ男先輩が、クラミジアの治療のあとに、ひざが腫れて痛くなったんだって。性病と関係あるの?

メル美関節の痛みが性感染症と関係するなんて、知らなかった。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、反応性関節炎の話です。英国NHSと米国CDCの資料をもとにまとめました。性感染症は、性器だけでなく、関節や目に影響することもあります。

反応性関節炎とは

NHSによると、

米国CDCのガイドラインも、男性のクラミジアによる尿道炎の合併症として、精巣上体炎、前立腺炎とともに反応性関節炎をあげています(尿道炎、精巣上体炎)。

症状

NHSによると、症状はふつう、感染から1〜4週間ほどで始まります。

よくある症状

ほかに出ることがある症状

メル美関節だけじゃなくて、目やおしっこ、皮膚にも出ることがあるんだね。

急いで受診したいとき

NHSは、次のようなときは急いで受診するようすすめています。

いつもとちがう関節の腫れや痛みがあるときも、受診しましょう。

性感染症のあとに関節が痛むときは、反応性関節炎のことがあります。受診のときは、最近の性感染症や下痢のことも伝えてください。診断の大切な手がかりになります。

診断と治療

NHSによると、

性感染症が原因と考えられるときは、パートナーも検査と治療を受けることが大切です(パートナーへの伝え方)。

自分でできること

NHSは、次のことをすすめています。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Reactive arthritis(Page last reviewed: 16 December 2024). https://www.nhs.uk/conditions/reactive-arthritis/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Workowski KA, et al. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep 2021;70(No. RR-4)(Nongonococcal Urethritis). https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/rr/rr7004a1.htm (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。