病気の解説2026年10月10日

外陰がん:多くは65歳以上だが、どの年代でも起こる。HPVや、硬化性苔癬・扁平苔癬などの皮膚の病気が関係することも。治らないかゆみ、しこり、ただれ、月経と関係のない出血、皮膚の色の変化は受診を

外陰がんは、腟の入り口のまわり(外陰部)にできるがんです。英国NHSによると、おもに65歳以上の女性に起こりますが、どの年代でも起こりえます。多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因とされ、外陰部の細胞の異常(VIN)、硬化性苔癬、扁平苔癬などの皮膚の病気から起こることもあります。しこり、治らないただれ、イボのようなもの、月経と関係のない出血、治らないかゆみ、赤・白・黒っぽい皮膚の変化などがあれば、恥ずかしがらずに受診を。

目次
  1. 外陰がんとは
  2. 症状
  3. 診察のとき
  4. 原因となりやすい人
  5. リスクを下げるために
  6. 治療
  7. まとめ

メル美おばあちゃんが、陰部のかゆみがずっと治らないって言ってたの。カンジダかなって市販薬を使ってるみたいだけど……。

プレ男治らないかゆみって、ほかの病気のこともあるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、外陰がんの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。外陰部は、腟の入り口のまわり(大陰唇・小陰唇など)のことです。

外陰がんとは

NHSによると、

症状

NHSは、次のような症状をあげています。

NHSは、これらの症状はとてもよくあるもので、いろいろな病気で起こるとし、症状があってもがんとは限らないとしています。でも、早く見つかれば治療がうまくいきやすいので、受診することが大切です。かゆみや陰部のできものは、ほかの病気のことも多くあります(陰部のかゆみ、陰部のブツブツ、カンジダ)。

プレ男市販薬で治らないかゆみが続くなら、一度診てもらったほうがいいんだね。

外陰部の治らないかゆみ、しこり、ただれ、皮膚の色の変化は、恥ずかしがらずに婦人科へ。多くはがん以外の病気ですが、早く見つかるほど治療がうまくいきやすくなります。

診察のとき

NHSは、受診のときのことも説明しています。

原因となりやすい人

NHSによると、

リスクを下げるために

NHSは、次のことをあげています(いつも防げるわけではありません)。

治療

NHSによると、

男性の陰茎がんについては、陰茎がんの記事にまとめています。

腟の中にできるがんについては、腟がんにまとめています。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Vulval cancer(Symptoms / Causes / Treatment). https://www.nhs.uk/conditions/vulval-cancer/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。