基礎知識2026年10月10日

パートナーが「HPV陽性」と言われたら:男性がHPVの検査を受ける必要はない(米国CDC)。HPVはパートナーどうしで共有していることが多く、どちらからうつったかはわからない。何年もたってから陽性になることも

パートナーが子宮頸がん検診で「HPV陽性」と言われた。自分も検査したほうがいい?浮気を疑われる?——米国CDCのガイドライン(2021年)によると、HPVの検査は子宮頸がん検診の中で使うもので、性的パートナーがHPVの検査を受ける必要はないとされています。HPVはパートナーどうしで共有していることが多く、どちらからうつったかはわからないことが多く、何年も前の感染があとから陽性になることもあります。性器のイボ(尖圭コンジローマ)の診断にも、HPV検査はすすめられていません。

目次
  1. HPVの検査は、子宮頸がん検診のためのもの
  2. どちらからうつったかは、わからない
  3. パートナーの男性にできること
  4. まとめ

プレ男彼女が子宮頸がん検診で「HPV陽性」って言われたんだって。おれも検査したほうがいいのかな。どっちがうつしたんだろう……。

メル美HPVってすごくよくあるウイルスなんだよね。男性の検査ってあるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、パートナーが「HPV陽性」と言われたとき、男性はどうすればいいかの話です。米国CDCの性感染症治療ガイドライン(2021年)をもとにまとめました。女性の検診結果の見方は、子宮頸がん検診で「HPV陽性」と言われたらの記事を見てください。

HPVの検査は、子宮頸がん検診のためのもの

プレ男パートナーの男性は、HPVの検査を受けなくていいんだ。

どちらからうつったかは、わからない

CDCは、医療者が次のことを伝えるべきだとしています。

つまり、「HPV陽性」は、浮気の証拠ではありません(パートナーは一人なのに性感染症?)。

HPVはパートナーどうしで共有していることが多く、どちらからうつったかはわかりません。責め合うより、彼女の検診のフォローを一緒に支えることが大切です。

パートナーの男性にできること

CDCは、パートナーに次のようなことを伝えられるとしています。

そして、パートナーとして大切なのは、

HPVが原因のがんの世界の数字(男性もふくむ)は、HPVが原因のがんは、世界で年69万件(WHO)にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. Workowski KA, et al. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep 2021;70(No. RR-4)(Human Papillomavirus Infections、Anogenital Warts、Cervical Cancer: Key Messages, Management of Sex Partners). https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/rr/rr7004a1.htm (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。