企業分析2026年10月12日

ゼンショーホールディングスの強みとは:すき家・はま寿司・ココス・なか卯などの外食と、欧米の寿司のテイクアウト。世界に14,947店。2026年3月期は売上高1兆2,641億円(+11.2%)、はま寿司が伸び、すき家は減益

ゼンショーホールディングスを、2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月12日、東証の適時開示)で分析しました。売上高1兆2,641億円(+11.2%)、営業利益814億円(+8.4%、営業利益率6.4%)、経常利益783億円(+8.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益458億円(+16.6%)、ROE15.8%、自己資本比率35.5%。セグメントの営業利益は、グローバル中食274億円(+7.0%、欧米の寿司テイクアウト)、グローバルはま寿司268億円(+25.4%、既存店+15.5%)、レストラン130億円(+14.1%)、グローバルすき家93億円(−62.0%)、グローバルファストフード33億円、小売は10億円の損失。店舗数14,947(FC8,235を含む)。年75円の配当(配当性向27.2%)、2027年3月期は売上高1兆4,240億円・営業利益920億円・年80円の予想。ハウス食品グループ本社の外食事業との比較と、見ておくべき数字も。売買をすすめるものではありません。

目次
  1. 1. ひとことで言うと
  2. 2. 何で稼いでいるか
  3. 3. 強み
  4. 4. 弱み・リスク
  5. 5. ほかの会社と並べると
  6. 6. 投資プレイヤー的チェックポイント
  7. まとめ

プレ男ゼンショーって、すき家の会社だよね

メル美決算短信だと、いまいちばん稼いでいるのは欧米の寿司のテイクアウトと、はま寿司なんだって。すき家は利益が大きく減ったみたい

企業分析の連載、260社目はゼンショーホールディングスです。2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月12日)で確認しました。会社のサイトは今回の確認方法では読めなかったため、東京証券取引所の適時開示に載っている同じ決算短信を使っています。比較には、この連載のハウス食品グループ本社の強みとはで確認した数字を使っています。

この記事は会社のしくみと数字の解説で、ゼンショーホールディングス株の売買をすすめるものではありません。目標株価や「買い時」も書きません。投資判断はご自身の責任でお願いします。特定の店をすすめるものでもありません。

1. ひとことで言うと

牛丼の「すき家」、回転寿司の「はま寿司」、欧米の寿司テイクアウト、「なか卯」などのファストフード、「ココス」などのレストラン、スーパーマーケットを展開する会社

項目(日本基準・連結) 2026年3月期 前期比
売上高 1兆2,641億円 +11.2%
営業利益 814億円 +8.4%
営業利益率 6.4% 前期 6.6%
経常利益 783億円 +8.9%
親会社株主に帰属する当期純利益 458億円 +16.6%
ROE(自己資本当期純利益率) 15.8% 前期 17.3%
自己資本比率 35.5% 前期 29.5%
配当 年75円(配当性向27.2%) 前期 70円

2. 何で稼いでいるか

セグメント 主な動き(決算短信の記載) 売上高 営業利益
グローバル中食 欧米で寿司などのテイクアウト。店舗の入れ替えを進める 2,219億円(+5.7%) 274億円(+7.0%)
グローバルはま寿司 既存店売上高+15.5%、132店を出店 3,203億円(+28.9%) 268億円(+25.4%)
レストラン ココス、ジョリーパスタ、ビッグボーイなど 1,713億円(+9.7%) 130億円(+14.1%)
グローバルすき家 牛丼の値下げ、異物混入事案を受けた安全衛生対策 3,145億円(+6.3%) 93億円(−62.0%)
グローバルファストフード なか卯、ゼッテリアなど。一部業態は全店閉店 1,128億円(+8.3%) 33億円(−7.3%)
小売 北関東のスーパーマーケットなど 770億円(+1.2%) −10億円(損失)
主な業態の店舗数(2026年3月末) 店舗数
グローバル中食 8,970店(FC8,102店を含む)
グローバルすき家 2,650店(国内2,000・海外650)
レストラン 1,181店
グローバルファストフード 1,145店
グローバルはま寿司 862店(国内664・海外198)

3. 強み

会社の資料にある事実から、この連載で強みと考えた点です。

① たくさんの業態と店

② はま寿司の伸び

③ 海外のテイクアウト寿司

4. 弱み・リスク

① 原材料価格

② 食の安全への対応

③ 消費者マインド

5. ほかの会社と並べると

この連載には外食を中心にする会社がほかにないため、外食事業(壱番屋)をもつハウス食品グループ本社の外食事業と並べます(会社全体ではなく、事業の数字です)。

ゼンショーHD(会社全体) ハウス食品G本社の外食事業
売上高 1兆2,641億円 655億円
営業利益 814億円 34億円
営業利益率 6.4% 5.2%

6. 投資プレイヤー的チェックポイント

ゼンショーHDの決算を見るときに、毎回確かめておきたい数字です(売買の判断基準ではありません)。

見ておく数字 2026年3月期 どこに書いてある
既存店売上高(すき家・はま寿司) 104.3%・115.5% 決算短信(経営成績の概況)
グローバルすき家の営業利益 93億円(−62.0%) 決算短信(セグメント別の概況)
店舗数(出店・退店) 14,947店(出店1,042・退店1,514) 決算短信(経営成績の概況)
会社の業績予想 2027年3月期 売上高1兆4,240億円、営業利益920億円、当期純利益500億円 決算短信のサマリー
配当 年75円、2027年3月期予想80円 決算短信

プレ男すき家の会社というより、いろいろな外食の集まりなんだね。お米や牛肉の値段の動きも見ておこう

ほかの外食の会社はトリドールホールディングスの強みとは・FOOD & LIFE COMPANIES(スシロー)の強みとは・吉野家ホールディングスの強みとは・物語コーポレーションの強みとはも参考にしてください。

まとめ


参考文献

  1. ゼンショーホールディングス. 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月12日). https://www2.jpx.co.jp/disc/75500/140120260512525178.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  2. ハウス食品グループ本社. 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月11日). https://housefoods-group.com/newsrelease/pdf/260511_kessan.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。