予防2026年10月10日

妊娠を考えたら、ふたりで性感染症の確認を:クラミジアや淋菌、梅毒は、不妊や流産・早産、赤ちゃんへの感染の原因に。妊娠前に、かかっていない・治っていることを確かめておくのが望ましい。子宮頸がんの予防も

赤ちゃんがほしいと思ったら、パートナーと一緒に性感染症の確認をしておきましょう。日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け)によると、性感染症は不妊、流産・早産、母子感染による赤ちゃんの障害などを起こすことがあり、パートナーもふくめてすみやかに治療する必要があります。妊娠を望む、または妊娠の可能性があるカップルは、妊娠前に性感染症にかかっていないこと、または完全に治っていることを確かめておくことが望ましいとされています。日本では20代女性・20〜50代男性で梅毒が急増し、先天梅毒もふえています。

目次
  1. 性感染症は、不妊や赤ちゃんへの感染の原因に
  2. 梅毒と先天梅毒がふえている
  3. 子宮頸がんとHPV
  4. まとめ

プレ男そろそろ子どもがほしいねって話している友だちカップルがいるんだけど、妊娠の前にしておいたほうがいい検査ってあるのかな。

メル美性感染症の検査って、妊娠してから受けるものだと思ってた。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠を考えたときの性感染症の確認の話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No115 プレコンセプションケア」(医師向け)の「性感染症、HPVと妊娠」をもとにまとめました。

性感染症は、不妊や赤ちゃんへの感染の原因に

研修ノートによると、

性感染症は、不妊や流産・早産、赤ちゃんへの感染の原因になることがあります。妊娠を考えたら、パートナーと一緒に、かかっていないか、治っているかを確かめておきましょう。

性感染症の検査の受け方は、性感染症の検査はどこで受ける?を見てください。クラミジアについてはクラミジアってどんな病気?を見てください。

梅毒と先天梅毒がふえている

研修ノートによると、

くわしくは、先天梅毒や妊娠中の梅毒が増えているを見てください。

メル美梅毒は、生まれたときは症状がなくても、あとから出てくることがあるんだね。

子宮頸がんとHPV

研修ノートによると、

HPVワクチンや子宮頸がん検診は20歳からも見てください。妊娠前からできることの全体は、「プレコンセプションケア」って?にまとめています。

(更新)具体的な検査の項目は書かれていませんが、こども家庭庁の「はじめよう プレコンセプションケア」の「性感染症とは?」(2026年1月21日更新)では、性感染症の検査は婦人科・泌尿器科などの医療機関や保健所で受けられ、問診・診察に加えて、血液や尿の検査、おりものやうみの採取などで感染の有無を確かめるとしています。性感染症の多くは治療でき、気になるときは必ずパートナーといっしょに検査・治療を受けることが大切で、どちらか一人だけが治療しても、パートナーから再び感染する可能性があるとしています。ブライダルチェックの費用は確認していません。

WHOも、治療していない性感染症を不妊の大きな危険因子としています。WHOが初めて出した不妊の指針(2025年11月)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No115 プレコンセプションケア「(1)性感染症、HPVと妊娠」. https://www.jaog.or.jp/note/no115_2_10_1/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. こども家庭庁. はじめよう プレコンセプションケア プレコンDictionary「性感染症とは?知ってほしい種類や検査・予防の必要性」(更新日:2026年1月21日). https://precon.cfa.go.jp/dictionary/sti/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。