暮らしの税金2026年10月4日

iDeCoの税金:掛金は全額が所得控除、運用益は非課税、受け取るときも退職所得控除か公的年金等控除。2026年12月から、企業年金のない会社員の上限は月2万3,000円→6万2,000円に

国税庁のタックスアンサー(令和8年4月1日現在)によると、iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として、その年に払った全額を所得から差し引けます。iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)は、運用益は非課税で再投資され、受け取るときは一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除の対象になると説明しています。厚生労働省によると、2026年12月から拠出限度額が引き上げられ、企業年金のない会社員は月2万3,000円から6万2,000円に、自営業者などは6万8,000円から7万5,000円(国民年金基金と合わせて)になり、70歳になるまで掛金を出せるようになります。

目次
  1. iDeCoの3つの税金のしくみ
  2. 2026年12月から、掛金の上限が上がる
  3. NISAとのちがい(税金の面)
  4. まとめ

プレ男iDeCoって「節税になる」って聞くけど、なにがどう得なの?

メル美NISAとのちがいも知りたいな。

今回は、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の税金です。国税庁のタックスアンサー(No.1135、令和8年4月1日現在の法令等)、iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)、厚生労働省の制度改正のページとリーフレットで確認した内容をまとめました。

この記事は税金のしくみの説明です。iDeCoに入るかどうか、どの商品を選ぶかをすすめるものではありません。iDeCoは原則60歳まで引き出せない年金の制度で、運用によっては元本割れすることもあります。個別のケースは、税務署や金融機関に確かめてください。

iDeCoの3つの税金のしくみ

iDeCo公式サイトの「iDeCoの3つの税制メリット」と国税庁のタックスアンサーから:

タイミング 税金の扱い
掛金を払うとき 払った掛金の全額が「小規模企業共済等掛金控除」として所得から差し引かれる(所得税・住民税が軽くなる)
運用しているあいだ 運用益は非課税で再投資される(ふつうの金融商品なら20.315%)
受け取るとき 一時金なら「退職所得控除」、年金なら「公的年金等控除」の対象

1. 掛金は全額が所得控除

メル美払った掛金がまるごと所得から引かれるんだ!

2. 運用益は非課税

3. 受け取るときも控除がある

2026年12月から、掛金の上限が上がる

厚生労働省によると、2026年12月1日施行予定の改正で、iDeCoの拠出限度額(月額) が引き上げられます(リーフレット「令和8年12月から iDeCoがパワーアップします!」)。

加入する人 いま 2026年12月から
自営業者など(第1号被保険者・任意加入被保険者) 6万8,000円(国民年金基金と合わせて) 7万5,000円(国民年金基金と合わせて)
企業年金のない会社員 2万3,000円 6万2,000円
企業年金のある会社員 2万円(企業年金と合わせて5万5,000円まで) 企業年金と合わせて6万2,000円まで

プレ男企業年金のない会社員は、月6万2,000円まで出せるようになるのか!

NISAとのちがい(税金の面)

iDeCo NISA
払ったお金の控除 全額が所得控除 なし
運用益 非課税 非課税
受け取るとき 退職所得控除・公的年金等控除の対象(控除を超えると課税) 非課税
引き出し 原則60歳まで不可 いつでも売れる

iDeCo公式サイトでは、掛金は全額が所得控除になり、運用益は非課税で再投資されると説明されています。ただし、原則60歳まで引き出せない年金の制度です。

まとめ


参考文献

  1. 国税庁. No.1135 小規模企業共済等掛金控除(令和8年4月1日現在法令等). https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1135.htm (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 国民年金基金連合会. iDeCoの3つの税制メリット(イデコ公式サイト). https://www.ideco-koushiki.jp/guide/good.html (閲覧日:2026年10月4日)
  3. 国民年金基金連合会. iDeCoのしくみ(イデコ公式サイト). https://www.ideco-koushiki.jp/guide/structure.html (閲覧日:2026年10月4日)
  4. 厚生労働省. 2025年の制度改正(確定拠出年金制度). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/2025kaisei.html (閲覧日:2026年10月4日)
  5. 厚生労働省. 令和8年12月から iDeCoがパワーアップします!(リーフレット). https://www.mhlw.go.jp/content/12500000/001620594.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
  6. 国税庁. No.1600 公的年金等の課税関係(令和8年4月1日現在法令等). https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1600.htm (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。