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PART 05 / SYSTEMDOC. M-05-04

SNSを減らすと、気分は上向く?「やめる」より「減らす」10の試験のまとめで、うつ症状は少し軽くなった。でも幸福感は変わらなかった、という分析も

PART05 習慣DATE2026年10月4日
SOURCES5 件CHECK医師 監修

総務省の令和7年度調査では、20代がソーシャルメディアを見る・書く時間は平日で1日平均79.1分、休日は114.6分でした。SNSを1週間やめた試験では、幸福感・うつ・不安が改善したという報告があります。10のランダム化比較試験のまとめでは、SNSを減らす・やめるとうつ症状が小さく軽くなりました(効果の大きさ g=0.25)。一方、別のまとめでは、SNSをやめても気分や人生の満足度は変わりませんでした。研究を正直に読んだうえで、ムリなくSNSとの距離をとる方法をまとめました。

目次
  1. 20代のSNSは、平日で1日約80分
  2. 1週間やめたら、気分がよくなった
  3. まとめて見ると「小さな効果」
  4. ムリなく減らすコツ
  5. やめられない・つらいときは
  6. まとめ

プレ男寝る前にインスタを見てたら、気づいたら1時間。友だちのキラキラした投稿を見て、なんか落ちこむんだよね…。

メル美「デジタルデトックス」って流行ってるよね。本当に効果あるのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、SNSとの距離のとり方の話です。「SNSをやめたら気分が晴れた」という話はよく聞きますが、研究ではどこまでわかっているのでしょうか。総務省の調査と、ランダム化比較試験やそのまとめ(メタ解析)をもとに、正直に読んでみます。

20代のSNSは、平日で1日約80分

総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(令和8年6月)によると、1日あたりの平均利用時間は次のとおりです。

ソーシャルメディアを見る・書く 動画投稿・共有サービスを見る
全年代・平日 36.2分 54.5分
全年代・休日 45.4分 73.1分
20代・平日 79.1分 107.1分
20代・休日 114.6分 151.0分

プレ男休日は、SNSと動画で4時間以上ってこと!?…まあ、自分もそれくらいかも。

1週間やめたら、気分がよくなった

英国のバース大学の試験(Lambert ら、2022年)では、

スマホの時間を少し本に回すなら、1か月に本を1冊も読まない人は62.6%へ。

SNSで誹謗中傷やデマを広めないための心構えは、イラッとしてSNSに書きこむ前に、一呼吸へ。

まとめて見ると「小さな効果」

1つの試験だけでは、たまたまの可能性もあります。複数の試験をまとめた研究を見てみましょう。

メル美研究によって結果がちがうんだ。「やめれば人生が変わる」ってほどじゃないのね。

つまり、

というのが、いまの研究から言えることです。

SNSを減らすと、うつ症状が少し軽くなったという研究のまとめがあります。ただ、効果は小さめで、やめれば必ず幸せになるわけではありません。ゼロにするより、ムリなく減らすことから始めましょう。

ムリなく減らすコツ

研究で効果が確かめられた方法というより、試しやすい工夫です。

やめられない・つらいときは

プレ男まずはスクリーンタイムを見て、インスタは1日30分までにしてみる。寝る前は見ない!

メル美私は通知を切ってみる。見たいときに見ればいいんだもんね。

まとめ


参考文献

  1. 総務省情報通信政策研究所. 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)(令和8年6月). https://www.soumu.go.jp/main_content/001079136.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
  2. Lambert J, Barnstable G, Minter E, et al. Taking a One-Week Break from Social Media Improves Well-Being, Depression, and Anxiety: A Randomized Controlled Trial. Cyberpsychol Behav Soc Netw. 2022;25(5):287-293. doi:10.1089/cyber.2021.0324. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35512731/ (閲覧日:2026年10月4日)
  3. May W, Malouff JM, Meynadier J. Reducing Social Media Use Decreases Depression Symptoms: A Meta-Analysis of Randomised Controlled Trials. Eur J Investig Health Psychol Educ. 2025;15(11):222. doi:10.3390/ejihpe15110222. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41294782/ (閲覧日:2026年10月4日)
  4. Lemahieu L, Vander Zwalmen Y, Mennes M, et al. The effects of social media abstinence on affective well-being and life satisfaction: a systematic review and meta-analysis. Sci Rep. 2025;15(1):7581. doi:10.1038/s41598-025-90984-3. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40038410/ (閲覧日:2026年10月4日)
  5. Thrul J, Devkota J, AlJuboori D, et al. Social Media Reduction or Abstinence Interventions Are Providing Mental Health Benefits—Reanalysis of a Published Meta-Analysis. Psychol Pop Media. 2025;14(2):207-209. doi:10.1037/ppm0000574. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40453192/ (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。