給与と税金2026年10月3日

「103万円の壁」はもうない?2026年分から所得税は給与178万円まで0円に。でも社会保険の「106万円・130万円の壁」は別もの——パート・アルバイト・学生の「年収の壁」整理

よく聞く「103万円の壁」。所得税については、2025年と2026年の税制改正で基礎控除と給与所得控除が引き上げられ、2026・2027年分は給与収入178万円までなら所得税がかからなくなりました。扶養に入れる収入の目安も136万円に。一方、社会保険の「106万円の壁」「130万円の壁」は税金とは別のルールです。国税庁と厚生労働省の資料から、いまの「壁」を整理しました。

目次
  1. そもそも「103万円の壁」とは
  2. 2025年分から:所得税の壁は「160万円」に
  3. 2026年分から:さらに「178万円」に
  4. 住民税の壁は、所得税とは別
  5. 社会保険の「106万円の壁」「130万円の壁」
  6. まとめ

メル美バイトの年収、103万円を超えないように調整してたんだけど、まだ気にしたほうがいいの?

プレ男ニュースで「160万円」とか「178万円」とか聞いたけど、正直よくわからない…。

こんにちは、Dr. Taro です。 新しいサイト「みんな大好き!税金の話」の最初は、だれもが一度は聞く「年収の壁」です。国税庁と厚生労働省の資料をもとに整理しました。ポイントは、税金の壁と社会保険の壁は別もの、ということです。

そもそも「103万円の壁」とは

2025年分から:所得税の壁は「160万円」に

2026年分から:さらに「178万円」に

2026年度の税制改正で、もう一度引き上げられました(2026年12月1日施行、2026年分以後の所得税に適用)。

2025年分 2026・2027年分
基礎控除(合計所得金額132万円以下の人) 95万円 104万円
給与所得控除の最低保障額 65万円 74万円
所得税がかからない給与収入 160万円まで 178万円まで
扶養親族・同一生計配偶者の所得要件(給与収入だけの場合) 58万円以下(123万円以下) 62万円以下(136万円以下)
勤労学生(給与収入だけの場合) 85万円以下(150万円以下) 89万円以下(163万円以下)

メル美所得税だけで見れば、もう103万円で調整しなくていいんだ!

大学生年代の子どもの「特定親族特別控除」

住民税の壁は、所得税とは別

社会保険の「106万円の壁」「130万円の壁」

税金とは別に、健康保険・厚生年金の壁があります。

壁 どういうこと?
106万円の壁 従業員51人以上の会社で週20時間以上働き、月額賃金8.8万円以上(年収約106万円)などの条件を満たすと、勤め先の社会保険に自分で加入(保険料が天引きに)
130万円の壁 会社員などの家族の扶養(被扶養者)に入れるのは、年間収入が130万円未満(19〜22歳は150万円未満)の見込みのとき。超えると、自分で国民健康保険・国民年金などに加入

プレ男社会保険に入ると手取りは減るけど、将来の年金や、病気のときの手当が手厚くなるんだよね。

所得税の「103万円の壁」は、2026年分では給与収入178万円まで広がりました。ただし、社会保険の「106万円・130万円の壁」は税金とは別のルールです。

まとめ


参考文献

  1. 国税庁. 源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月). https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/2026kaisei.pdf (閲覧日:2026年10月3日)
  2. 国税庁. 令和8年度税制改正(所得税の基礎控除の引上げ等関係)Q&A(令和8年5月). https://www.nta.go.jp/users/gensen/2026kiso/pdf/0026005-024.pdf (閲覧日:2026年10月3日)
  3. 国税庁. 令和7年度税制改正(基礎控除の見直し等関係)Q&A(令和7年5月30日). https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/0025005-051.pdf (閲覧日:2026年10月3日)
  4. 厚生労働省. 「年収の壁」への対応. https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html (閲覧日:2026年10月3日)
  5. 厚生労働省. 最低賃金の上昇により、週20時間以上働く方は、自動的に社会保険の加入要件を満たすため、賃金要件を意識する必要がなくなります(リーフレット). https://www.mhlw.go.jp/content/12500000/001633788.pdf (閲覧日:2026年10月3日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。